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小林よしのり
2017.5.12 07:59日々の出来事

テレビがわしの「現場」ではない


アンチ小林よしのりには、変な人間がいっぱいいるなあと思う。

 

橋下羽鳥の番組は、橋下マンセー番組だから、今後出演しない

と宣言したら、「ばか」とか「アホ」とか、罵詈雑言の嵐と

なったが、その中で希少な理屈は、「おまえも看板番組を持て」

とか、「編集権は番組側にある」というものだ。

 

気の毒なほどオツムが弱いのだが、不思議なのは、

「世の中にはテレビに出たいと思わない者もいる」という、

たったそれだけのことが分かってない奴がいることだ。

 

漫画家にとっては、漫画を描くのが「現場」なんだから、

テレビに出るのは「理由」がなきゃ出ない。

 

「公のため、日本国のための議論なら」とか、

「余興で楽しみに」とか、

「この人のためなら」とか、「理由」があれば出るだけだ。

 

芸人やタレントなら、テレビに出るのが「現場」だから

大いに出ればよろしい。

 

だが、わしのような者が電波芸者になってしまってはダメだ。

テレビに出るために、特定個人をよいしょする太鼓持ちに

なってしまったらおしまいだ。

 

自分の「現場」はどこだ?

「現場」を持たない奴は、承認願望に飢えて、ネットで吠え、

テレビで有名人になりたがる。

 

漫画家は漫画で世の中を変えればいいのだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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